日本遺産だらけ!【入船山記念館】駐車場の解説あり

広島県呉市『入船山公園』の敷地内に『入船山記念館』がございます。
敷地内には日本遺産がくさんありますが、中でも重要文化財に指定されている『呉鎮守府司令長官官舎』は貴重な金唐紙が触れたり、当時の食事風景が見れたり見所満載。
そんな入船山記念館の見所と、駐車場やアクセスなど解説していきたいと思います。

駐車場とアクセス

◆駐車場

ナビで入船山公園駐車場と検索すれば出てきます。

485線から入ったこの道沿いで、この写真ですと右手に見えます。

122台停めれて、24時間営業、60分100円と観光地の割りに良心的な価格。
入船山記念館も徒歩4分と近いのでオススメです。

◆アクセス

呉駅からですと、1.3Km程なので歩けなくはないですが、バスがオススメです。
バスですと入船山公園前まで7分で到着し、料金も大人￥160円でお手頃。

日本遺産の数々と貴重な展示物

旧東郷家住宅離れ

海軍大佐東郷平八郎が鎮守府参謀議長として呉に赴任した際、宮原地区に住んでいた家。
昭和55年に呉東ロータリークラブ創設20周年記念事業として、宮原地区から現在の地に移されたとの事。
日本遺産であり登録有形文化財です。

旧高烏砲台火薬庫

この火薬庫は、明治35年に呉軍港に近い休山に建設した高烏砲台火薬庫。
こちらも日本遺産であり登録有形文化財です。

旧海軍工廠塔時計

大正10年に呉海軍工廠造機部の庁舎屋上に設置されていた時計です。
戦後入船山に移され昭和56年に整備されました。
こうした大きな時計は、働く人のスケジュール管理や労働時間の把握など、市民にはなくてはならない時計だったそう。
こちらも日本遺産であり登録有形文化財です。

実物の高角砲と番兵塔

この高角砲は、海軍工廠砲火工場跡の地中から発見された物で、昭和18年～19年の2年間で2,000門製造されたと言われています。

砲身の実物を見れるのは貴重で、こちらは12ｃｍの砲身ですが、もっと大きい41cmの砲身を見たい方は大和ミュージアムにございます。

番兵塔

あまり目立たないので、旧呉鎮守府司令官官舎の帰りに見つけました。
この白い建物は番兵塔といい、警備のための建造物です。
基礎石は昼夜問わず番兵が立っていたので、足形が残るくらいすり減っているのが見学ポイント。

入船山記念館の一番の見所

旧呉鎮守府司令長官官舎（入船山記念館）に入るには、郷土館で受付をして下さい。
入館料は、一般 250円／高校生 150円／ 小中学生 100円で増税後も変わらないそうです。

因みに郷土館なので、2階には資料がございます。
記念館修復の話し、長官官舎は戦火を免れた話し、金沢長官のコート、鎮守府の遺品、東郷平八郎の銅像などが展示してあります。
まずは、郷土資料館で貴重な資料を拝見してから、旧呉鎮守府司令長官官舎に向かいましょう。

旧呉鎮守府司令長官官舎（入船山記念館）

こちらの建物が入船山記念館です。
一見、そこまで大きくないように見えますが、中はとっても広いです。

日本遺産で、重要文化財にも指定されております。

旧呉鎮守府司令長官官舎とは？
1905(明治38)年の建築当時の資料が見つかったことを受け、当時の姿に復原したもので、1998(平成10)年12月に、国の重要文化財に指定されています。
この建物は木造平屋建で、東側の洋館部と西側の和館部からなり、洋館部は外観に英国風のハーフティンバー様式を取り入れ、屋根は天然スレートの魚鱗葺きです。また、玄関ドアの上側と左右にはイギリス製のステンドグラスがはめ込まれ、壁や天井には、全国でも珍しい金唐(きんから)紙が張られています。

引用元：入船山記念館

◆館内の雰囲気

建物は、和洋折衷の独特な造りになっております。

和の雰囲気

洋の雰囲気

美しいステンドガラス

当時を再現した炊事場

昼食会の献立例

すごい豪華ですね。
手前から、コーヒー、レモンアイスクリーム、タピオカプリン黒豆添え、ローストビーフなどなど、昼食会には和食より洋食。
今、日本でブームのタピオカは、この時代から食べられてたんですね(´▽｀)

金唐紙（きんからかみ）

洋館内は、『金唐紙（きんからかみ』という高級な壁紙が随所に使用されています。
金唐紙とは、和紙に金箔などを貼り付け、版木にあてて凹凸の模様をあしらったもの。
国指定の重要文化財にもなっている貴重なものです。

まとめ

日本遺産や重要文化財などがある入船山記念館。
また、日本でも8ヵ所の建物にしか使われていない貴重な金唐紙もみれて満足。
近くの『大和ミュージアム』や、『てつのくじら館』、『アレイからすこじま』なども一緒に観光するといいと思います(*^^)v